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保育園と幼稚園の違い。誰でも分かるように元保育士が解説

      2015/07/18

幼稚園の帰り

 

◆保育園と幼稚園の違いについて

大切なわが子を預ける時、保育園と幼稚園、どちらがいいのか迷います。
どこに通うかで、家庭の生活スタイルも大きく変化するので、園選びは慎重にしたいものです。
今日は、保育園と幼稚園の基本的な5つの違いと、それによって卒園後に子どもがどのように変わっていくのかをまとめてみました。

 

●保育園と幼稚園を比較

まずは保育園と幼稚園の違いについてご紹介します。

 

1.設立目的の違い

保育園は家庭の事情により、乳幼児を保育できない場合に保育を行う施設です。
厚生労働省の管轄の、児童福祉施設なので、基本的には親の代わりに保育をする場です。
0~1歳の乳児から小学校入学前までの幼児が保育対象です。
幼稚園は文部科学省の管轄の教育施設で、学校と同じです。
3歳から小学校入園前までの幼児が保育対象ですが、次第に年齢が下がり2歳入園を認める園もあります。

 

2.生活スタイルの違い

保育園の1日の標準保育時間は、原則として、午前7時半ごろから午後6時ごろまでの11時間です。延長保育が7時、8時までという園もあります。
幼稚園の1日の標準保育時間は、延長保育を利用しない場合、午前10時から午後2時までの4時間ほどです。
延長保育もありますが、遅くても6時くらいまでの園が多いようです。
1日の生活スタイルの大きな違いは、保育園にはおやつとお昼寝があることです。
保育園にも幼稚園にも自由遊びの時間がありますが、その間に工作やダンスなど取り入れるなど、園によって工夫されている場合もあります。
保育園は土曜日でも保育をしてくれる園があり、夏休みなどの長期休暇もありませんが、幼稚園は学校と同様に、土日が休みで、夏休み、冬休み、春休みがあります。

 

3.保育内容の違い

保育園は、1日の大半を過ごす場所なので、生活の基本を身につける保育内容になっています。
低年齢の子どもに対しては、トイレトレーニングをしたり、着替えをしたり生活習慣を身につけられるように指導することもあります。
幼稚園はその園の特色を活かして、自由な方針を掲げたり、お受験などの早期教育に力を入れたりとさまざまな保育内容になっています。
保育園でも教育的なカリキュラムを取り入れたり、幼稚園でも自由保育が中心だったりと、昨今では保育内容については壁が無くなりつつあります。

 

4.先生の違い

保育園では、先生がシフト制で交代しながら保育を行います。
そのため、預ける時とお迎えの時とで先生が変わるので、引継ぎをしっかりしておかなくてはなりません。
幼稚園はクラス担任が中心となって保育を行うので、基本は固定勤務です。
年少児クラスや特別支援が必要な子どもがいる場合には補助の先生が入ることがあります。
しかし、年長児クラスになると担任の先生が一人で保育を行います。

 

5.入園方法の違い

保育園は、誰でも入園できるわけではありません。
あくまでも、「保育に欠けること」が入園条件です。
仕事や病気などの、子どもを長時間預けなくてはならない理由がなければ利用できません。
入園するためには、地域の自治体に申請します。
入卒園時期に合わせた4月が人気ですが、入園時期は決まっておらず、希望日の前月中旬くらいまでに申し込んで、審査に通れば入園となります。
待機児童問題で地域によって入りやすさに格差があるのはご承知の通りかと思います。
入園審査の厳しいところでは、両親がフルタイムの共働きでないと許可がおりないことがあります。
一方、幼稚園は対象の年齢になれば、誰でも入園が可能です。
前年の9月ごろから入園願書が配布されるので、11月ごろ直接園に提出しに行きます。
人気の高い園では、簡単な試験や面接などもありますが、全員入園できる園が多いようです。
学校と同じ教育機関なので、4月に入園式があり、クラスメイトと新学期を迎えます。
保育園に比べて幼稚園の方が入りやすいといえます。

 

●保育園と幼稚園を卒園した子の違い

上記のように、保育園は生活の場、幼稚園は教育の場という違いがあるので、それぞれ卒園した子どもたちにはどんな影響があるのでしょうか。
一般的に、保育園を卒園した子どもは小学校で落ち着きがないといわれています。
確かに、一斉保育で普段から椅子に座る習慣のついている幼稚園の子どもに比べると、落ち着かないかもしれません。
反対に、運動能力においては保育園を卒園した子どもの方が高いといわれています。
人間関係においては、保育園の子どもの方が、積極的でリーダーシップを発揮することが多いです。
自由遊びを中心に生活してきたので、生き抜く力も強いかもしれません。

 

●保育園と幼稚園の成長の違いは小学校低学年までがほとんど

しかし、これらの違いがみられるのも小学校低学年までがほとんどです。
長い目で見れば、保育園卒も幼稚園卒も関係なくなってきます。
どのような保育施設環境で育ってきたかではなく、家庭でどのように過ごすかが重要になるように思います。

 

◆さいごに

保育園と幼稚園、どちらを選んだ方がいいということはありません。
園によってさまざまな特徴があり、力を入れている活動も異なります。
ご家庭の教育方針に合った、子どもが楽しめそうな園をじっくり選んでみましょう。
また、保育園か幼稚園かだけによって子どもの成長が決まるのではなく、お家での生活習慣も大きく子どもに影響を与えることは見逃せません。
性格などの個人差もありますので、一概には言えませんが上記のことが保育園と幼稚園の違いと言えます。

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