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時事問題

トヨタ自動車が技能発揮給という賃金制度を導入。技能発揮給とは?給与は?基準は?査定は?どうなる?

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◆トヨタ自動車が導入する技能発揮給とは

 

技能発揮給をご存知でしょうか。技能発揮給とは、係長級の上司が、「規律性」「協調性」「積極性」「責任性」の4項目を毎月評価し、賃金を増減させる制度になります。トヨタ自動車が、工場で勤務する従業員を対象にその働く姿勢などで給料が増減するシステムを導入することが決まりました。

 

技能発揮給は、7万円が基準になり5万~10万の間でその人の努力により変動します。果たしてこの給与体系が吉と出るのか、凶と出るのか、各企業とも興味があるところでしょう。

 

◆係長以上の上司が給与を決める

この技能発揮給で注目することは係長以上の上司が給与を決めるということです。例えば、☆5評価で従業員を査定するわけです。しかし、ここでは明確な基準が示されてなく、別な言い方をすれば上司に気に入られたもの勝ちとも取れます。上司とどの様に付き合っていくかというコミュニケーション能力が必要とされるでしょう。上司への年末年始のお歳暮やお中元は、必須になるかもしれません。

 

◆「規律性」「協調性」「積極性」「責任性」の4項目の評価

今回は工場で勤務する従業員を対象の査定になります。「規律性」「協調性」「積極性」「責任性」の4項目が対象になります。工場勤務といえば、レーンを部品が通ってきて作業するルーチンワークがほとんどになります。その中で「積極性」や「協調性」はどの様に発揮し、評価されるかということが明確ではありません。というか、レーン作業で「積極性」や「協調性」はデメリットになる場合はあります。積極的でなくてもコツコツと間違えない作業をする方が企業や上司からも評価されるように思いますが・・・・。ここも上司のさじ加減です。

 

◆実質的な給与ダウンでは

技能発揮給の導入は、企業からすると給与ダウンをするのが目的の様にも見えます。表面上は従業員のやる気を上げるのが目的でしょうが、判断基準があいまいで、上司のさじ加減でどうにでもなるこの制度では中々10万円の評価はもらえないと思います。仮にもらえたとしてもそれはごく一部で全体パーセンテージでは5万円しかもらえない人が大勢なのではないでしょうか。これも上司のさじ加減一つになります。

 

◆さいごに

技能発揮給という制度は、「やる気のある人、そういう姿勢が見える人は給与を上げる」という表向きの名目をそのまま受け取っていいものなのか。それとも実質的な賃金を減らす制度と成り果てるのか。また「どうせ評価されないなら努力しない方がマシ」などと受け取られ、逆に従業員のやる気を下げるだけになるのではないだろうかという気もします。上司の顔色をうかがいながらの勤務になることも予想されます。そういうことがライン工場従業員に果たして必要なのか。この制度を導入したのがトヨタだけに今後どの様な変遷を辿っていくのか注視したいところです。

ちなみに賃金制度は来年一月から導入予定になります。

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