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ハーブ ハーブの寄せ植え

ハーブの寄せ植えの相性や組み合わせを徹底解説

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◆ハーブの寄せ植えをご紹介します

ハーブクッキングやハーブティー、ポプリなど暮らしの中で活躍するハーブ。
1つのコンテナで数種類のハーブを栽培する「寄せ植え」は、色や香り、高低差などコーディネートして育てると、見た目も便利性も、そして喜びも倍増すること間違いなしです。また、移動させやすいので季節に合わせて寒くなったら軒下や室内に移動して管理するなどのメリットもあります。

難しそうに感じる方もいると思いますが、コツをつかめば誰でも楽しめるのが「ハーブの寄せ植え」です。
今回は、失敗しないために寄せ植えをする際のハーブの相性と初心者向けのハーブについてご紹介したいと思います。

 

■ハーブの個性を知ろう!

人間と同じようにハーブにも「個性」があります。
例えばイタリア料理に欠かせない「スィートバジル」は、日光浴が大好きで、湿気が嫌いです。
湿気が続くと病気になりやすくなるので、日当たりの良い風通しの良い場所で育てると元気に成長します。
それとは逆に、エディブルフラワー(花のサラダ)でもおなじみの「スィートバイオレット」は、強い直射日光が苦手で、水を保たないと弱ってしまいますので日陰で毎日の水やりが大事になります。
そのため、コンテナという部屋に真逆の個性を持つ「スィートバジル」と「スィートバイオレット」を一緒に育てるのは難しいのが良くわかると思います。
つまり、「スィートバジル」と「スィートバイオレット」は相性が悪いということです。

では「スィートバジル」と相性の良いハーブとはどんなハーブがあるのでしょうか?
スィートバジル」は日当たりが良く、乾燥を好みますから比較的同じ環境が好きな「タイム」や「セージ」を選ぶようにします。
乾燥を好むハーブなら同じ乾燥を好むハーブを、多湿を好むハーブなら同じ多湿を好むハーブ同士で寄せ植えにしてあげるといった感じです。

 

1、 乾燥を好むハーブ

ゼラニウム、セージタイムバジル、ステビア、フェンネル、ラベンダーローズマリーミント、サラダバーネットなど

 

2、 多湿を好むハーブ

シソ、スィートバイオレット、チャービル、ベルガモット、ボリジ、マジョラム、ルーなど

 

3、 そのほか相性の悪い組み合わせ

「フィーバーフューとラズベリー」「ルーとセージ」「バジルとルー」「フェンネルとコリアンダー」「フェンネルとディル」は相性が悪いので一緒に植えるのは止めましょう。

※日当たりが良く大株になる「ローズマリー」の根元、つまり日蔭に「スィートバイオレット」を住まわせるという方法もありますが水やりには注意が必要です。
慣れるまでは、同じ様な環境を好むもの同士を合わせてみましょう。

 

■夏を上手に乗り越えるための寄せ植え

ハーブには同じ個性を持つもの同士を選んで寄せ植えをしましょうとお話ししましたが、夏の過ごし方も考慮してあげるとより上手に育てることが出来ます。
というのもハーブは、ヨーロッパ原産や地中海原産のものが多く、日本の高温多湿の夏が苦手です。
そのため、暑さ対策が必要になってきます。

 

レモンハーブ

 

1、 暑さが苦手で、直射日光を避けたほうがいいハーブ

パセリレモンバーム、フィーバーフュー、スィートバイオレット、チャービル、ナスタチウムなど

これらのハーブは寒冷紗などで日陰を作るか、鉢を明るい日蔭に移動させ、完全に土が乾ききる前に水を与えるようにします。

 

2、 乾燥に弱いハーブ

フェンネル、ディル、チャービル、チャイブ、キャットニップなど

これらのハーブは根元にワラやバークチップを敷いて土を覆い、土の温度が上昇し水分が蒸発しないようにします。

 

3、 暑さや直射日光に強いハーブ

ローズマリー、オレガノ、マリーゴールド、ミント、レモングラス、コリアンダー、セージタイムなど

これらのハーブは直射日光のよく当たる場所で育てても大丈夫なので、特に神経質にならなくても育てやすいハーブです。

鉢の土の表面が乾燥してから鉢底から流れ出るまでたっぷりの水をあげましょう。

ただし、過湿を嫌うものも多いので水が鉢底からしっかり流れ出るように注意してあげましょう。

また、蒸れを嫌うので梅雨前には根本の葉など少し間引いて風通しをよくしてあげると元気に育ちます。

■初心者におすすめのハーブ

これから紹介する5つのハーブは、乾燥や暑さ、寒さに強く、ほぼ植えっぱなしにしても比較的丈夫に育つものばかりです。
まずは、これらのハーブをメインに寄せ植えを考えてみるのはいかがでしょう。また、寄せ植えの例をいくつか紹介しますので、参考にしてみてください。

 

スペアミント

ポプリに料理、お菓子の飾りつけにも重宝するミントは繁殖力が強く、日向から半日蔭でも良く育ちます。
繁殖力が強すぎるためそのまま他のハーブと寄せ植えしてしまうと成長を阻害してしまうのでミントだけ1鉢に植え鉢ごと他のハーブと寄せ植えしてあげるか、防草シートなどで根をしきると良いでしょう。また、花が咲きはじめると、ハーブの香りが薄れてしまいます。

花の見ごろが過ぎたら短く刈り込んであげましょう。すぐに新しい柔らかい葉はでてきます。

 

[ ハーブティーの寄せ植え ]

スペアミント、ステビア、レモンタイムを寄せ植えしてみましょう。

大きく育ったタラこの3種類のハーブの葉を収穫しフレッシュハーブティーを楽しんでみましょう。

爽やかな香りと味のハーブティーが出来上がります。

夏にはアイスハーブティーにしても美味しくいただけます。

 

コモンタイム

ハーブティーや料理はもちろん、入浴剤やポプリにと幅広く使えるタイムはどんな場所でも良く育ち、小さなかわいい花を咲かせるので観賞用としても楽しめます。
さっぱりとした香りの「レモンタイム」もおすすめです。

 

[ ストロベリーポットの寄せ植え ]

かわいいストロベリーポットに、コモンタイム、コモンセージ、マジョラム、ワイルドストロベリーをそれぞれ寄せ植えしてみましょう。

スペースが狭いので小さめに育ちますが、鉢からあふれる様に育つので、見た目もかわいくボリュームのある寄せ植えができあがります。庭のアクセントにもおすすめです。
ただ、スペースいっぱいに根がはってきたらハーブにストレスがかかるので、シーズンが終わったら別の鉢に植え替えてあげるようにしましょう。

 

コモンセージ

イギリスでは「庭にセージを植えている人は長生きする」といわれるほど、薬効成分があり、抗菌、防腐効果が高くうがい薬や口臭予防、肉や魚などの臭み消しなど万能ハーブとして知られています。
ただし、大株に育つので寄せ植えの際はこまめに収穫し、ある程度大きくなったら植え替えをしてあげましょう。

 

[ キッチンハーブの寄せ植え ]

ローズマリー、コモンセージ、コモンタイムを少し大きめの鉢に寄せ植えをしてみましょう。

どのハーブもよく料理に使わるハーブばかりです。

肉や魚、野菜、スープなどどの料理とも相性が良いので使いやすいハーブになります。

ただし、香りも味も強いので慣れるまでは少量ずつ使うようにしましょう。

 

ローズマリー

香りが強く、「若返りのハーブ」「記憶力のハーブ」として有名なハーブです。
オリーブオイルに浸したハーブオイルはパンにつけて食べたり、普段の油の代わりに使用すると料理の味がぐんと引き立ちます。
また、茎がまっすぐ伸びる立性と横にはいのびるほふく性があります。
寄せ植えのコーディネートによって選んであげると見栄えが変わってきます。

 

[ 高低差を楽しむ寄せ植え ]

鉢の一番奥にローズマリー、その横にコモンセージ、一番手前にレモンタイムを植えてみましょう。

ローズマリーが一番高く、オレガノ、レモンタイムの順に低く育ちます。

この高さの順番を考慮しながら、収穫を兼ねて形や高さを整えてあげることで高低差を楽しむ寄せ植えができあがります。

どのハーブも蒸れを嫌いますので、梅雨前には根本など込み合った葉を刈り込んで風通しをよくすると元気に育ちます。

 

●オレガノ

食用ハーブとしてイタリア料理、スペイン料理、メキシコ料理に欠かせないハーブの1つです。
特にトマトとの相性が良いのでピザやパスタに使わるほか、オムレツなどの卵料理にもおすすめです。
ミニトマトとバジルと一緒に寄せ植えしてあげるのもおすすめです。

 

[ イタリア料理のための寄せ植え ]

オレガノ、バジル、パセリはイタリア料理には欠かせないハーブになります。

そんなキッチンハーブをブリキの鉢を使って寄せ植えをしてみましょう。

素朴な感じのかわいらしい寄せ植えができあがります。

また、室内でも育てることが出来るので日当たりの良いキッチンの窓際に置いても部屋の雰囲気が変わって楽しめます。

ただ、水はけが悪いので根腐れがおきないよう水やりには中が必要です。

 

■寄せ植えの基本

寄せ植えはハーブの好む生育環境「個性」を考慮して苗を選ぶとお話ししましたが、他にもいくつか考慮しておくと良いことがあります。
次に紹介する内容も含めコーディネートしてみましょう。

 

1、 使う目的別に寄せ植えをする

ハーブティー用の寄せ植え、料理用の寄せ植えなど用途別に寄せ植えをしておくと収穫の際にも便利です。

 

2、 高低差を考えよう

数種類の苗を寄せ植えする場合は、草丈の高い物を後方に、低い物を前方に配置します。こうすることで日当たりの効率がよく見栄えも良くなります。

 

3、 鉢のセレクト

置き場所や成長後の姿を想像して、鉢の大きさなどをセレクトしましょう。ハーブには素焼きの鉢がおすすめです。水はけなどの問題もありますが、ブリキの鉢、木のかご、木箱などに寄せ植えしても素朴でかわいい寄せ植えができまがります。
少し変わったものだと、缶詰の缶や古びたジョウロ、捨ててしまうような使い古しのやかんや鍋なども鉢として使うことができます。わざとさびさせてみたり、ペンキを塗ってみるのも手作り感があり面白い寄せ植えが出来上がります。その際は、底に穴を数か所あけて水はけがよくなるようにしてください。

 

4、 苗を植える間隔を考える

ハーブの多くは蒸れを嫌います。枝を間引きし、生育具合を考慮してある程度の間隔をあけて植えるようにしましょう。

 

5、 植え替えをする

寄せ植えは、狭い鉢の中に数種類の苗を育てるため、のびのびと育つことが出来ないのでハーブはストレスを感じて元気がなくなってしまいます。

そのため、春に寄せ植えをしたら、秋には別の鉢や庭に植え替えて株を休ませてあげましょう。

そして、また春になったらまた寄せ植えをするといった感じにハーブにも休養期間を設けてあげると永くハーブを楽しむことができます。

 

◆さいごに

どうでしたか?簡単にですが寄せ植えを楽しむ際のハーブの相性についてお話させていただきました。
まずは2種類ぐらいの寄せ植えから初めて、ハーブの個性を把握したら数を増やしていくと良いでしょう。
タイムセージ」「レモンバームワイルドストロベリー」なども初心者にはおすすめの組み合わせです。
慣れてきたら1つの作品を仕上げる感じにハーブの色や形を考慮して自分だけの寄せ植えを作り上げてみてください。
ハーブの寄せ植えを通して、生活に潤いを取り入れてみましょう!

 

参考記事になります。合わせて御覧ください。
ローズマリーの効能、種類、育て方、挿し木、剪定、増やし方、使い方などまとめました
どこよりも詳しくタイムのハーブ解説。育て方、使い方、効用、種類などをご紹介
ハーブ・ミントの効能と効用。メディカルハーブやネズミ除けにもオススメ!
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レモンバームの効能や育て方や使い方などを徹底解説
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