■カモミールの使い方
カモミールは、とても薬効に優れているので古くから民間薬として親しまれ、西欧では「おばあちゃんの薬箱」の一つとして伝えられてきたハーブです。
なにより、腹痛や胃痛、不眠の際に使えるようドライハーブを用意しておいてください。
その他にも様々な使い方があるので、いくつか紹介したいと思います。
●カモミールシャンプー
カモミールには髪を明るくする効果があります。
茶色く染めた髪にはおすすめのシャンプーです。
簡単ですのでぜひ作ってみてください。
※つやつやの黒髪場合はこのシャンプーではなく、ローズマリーにしてください。
① 400ccの水にドライカモミールひとにぎりを鍋に入れ沸騰させ5分煮込みます
② 純正粉石鹸(100%)を大さじ2加えよく溶かします。
※ 使う時はお湯で頭皮の汚れを一度しっかり洗い流し、シャンプーを使って頭皮をマッサージするように洗います。
最後にレモン汁でリンスするか、ハーブリンス(リンゴ酢に付け込んだもの)などを利用してください。
●肩こり用マッサージオイル
ローマンカモミールのアロマオイルは、とても高価ですがその効果は大変優れています。
その効果の一つ、鎮静作用と鎮痙作用を利用したのがこのマッサージオイルです。
慢性的な肩こりや腰痛に悩んでいる人は、お風呂上がりにこのオイルでマッサージしてみてください。
そして、作り方はとても簡単!ホホバオイル10mlに対してローマンカモミール2滴を混ぜるだけです。
この他にも、マジョラムやラベンダーのアロマオイルをブレンドしてあげるのも効果的です。
その際は、ホホバオイル10mlに対してローマンカモミール1滴、マジョラム1滴という風に調整してください。
●カモミール酒
収穫したフレッシュカモミールを煮沸した500mlの瓶に二分の一いれ、ホワイトリカーをビンいっぱいに注ぎ入れ毎日1回はビンを振りながら1ヶ月熟成させます。
熟成させたらガーゼなどで濾してハーブを取り出し保存してください。
出来上がったら、蜂蜜と炭酸水で割って飲んでも美味しくいただけます。
また、お酒を浸ける際、リンゴやオレンジなどの果物や氷砂糖を一緒に入れても風味が増して美味しくいただけます。
自分だけのオリジナルハーブ酒を作るのも面白い物です。
●その他
この他にも、チーズケーキに濃い目のハーブティーを入れて作ったり、花をクッキーやパウンドケーキに練り込んだりとお菓子づくりにも活用でします。
また、ポプリやアイピローなどに使用しても効果的です。
■さいごに
カモミールは、「おばあちゃんの薬箱」として伝わってきただけあってとても薬効の高いハーブです。
シャンプーやマッサージオイルやお酒を今回ご紹介いたしました。
是非一度お試しいただけたらと思います。
参考記事になります。合わせて御覧ください。
ハーブ・カモミールの効能。カモミールティーにはリラックス作用があります
ハーブ・カモミールの育て方。ジャーマンカモミールとローマンカモミール別にご紹介